天然防虫剤『虫どろぼう』
天然防虫剤『虫どろぼう』に興味はある。
でもここがちょっと心配・・・。
そんな疑問のあれこれに、お答えします!
揮発性が非常に高いので、密閉空間でなければ、
24~48時間で匂いのもとになる成分は気化します。
万一、匂いが気になるような場合には、
袋詰めする24~48時間前に、
穀物を『虫どろぼう』を使用していない場所に移して保管いただくと安心です。
『虫どろぼう』は防虫剤ながら、忌避だけでなく殺虫効果もあります。
殺虫剤のような即効性はありませんが、
卵、幼虫、成虫のすべてに作用して、害虫の誕生サイクルを断ち切り、
じわじわ絶対数を減らしていく&再発生を抑えるので、
長期的な観点からすると、殺虫剤の効果に勝ると個人的には考えます。
虫が発生してからでなく、虫が発生する前!!
これが『虫どろぼう』の効果を最大限に発揮させるつかい方です。
(とくに初春、虫が活動をはじめるまえがおすすめ)
虫を寄せ付けない忌避効果
および、卵を孵化させない効果を利用して、
虫の発生を未然に防ぎましょう。
貯穀害虫は繁殖力が強いので、発生させないのが何より肝心なこと、
(いったん発生すると。。。その後は雪だるま式です。ゾゾッ)
くれぐれも心にお留めおきください。
ありますが、時間がかかることが予想されます。
ですので、この場合、まずは即効性のある、安全な殺虫剤での駆除をおすすめします。
その後に『虫どろぼう』用いて、虫が近づかない環境を作っていかれてはどうでしょうか。
効果の出やすさがちがってくるはずです。
精米所などでの使用にかんしては、日本の法律では、農薬ではありません。
ちなみに有効成分のニームは、
現在、農水省に、下記の特定農薬認定申請中です。
特定農薬とは
「農作物等、人畜及び水産動植物に
害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして、
農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬である。
現在認められているのは、重曹、食酢、「地場の天敵」の3種のみ。」
(Wikipediaより抜粋)
つまりは、天然素材の安全な農薬、ってわけです。
(そもそもこういうものを、農薬と呼ぶ必要があるのか、疑問・・・。)
でも現実には、もう何年も認定は保留のまま。
個人的な見解ですが、認定基準がどうも曖昧で、
棚上げ状態になっているかんじ。。。
欧米では、すでに安全性が認められ、
害虫対策の主流になっているのにねぇ。。。